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“ちょうどよい”小さなそば屋 【食事処 あさひ】

2017.06.01

 こじんまりした店だが座席が合理的かつ正確に配置されていて、右手が2人掛けテーブル2脚、中央にカウンター的7人掛け長テーブル、左の小上がりに4人掛け2卓で、合計19人収容可能である。
ただし一人一人の占有空間は、たぶん現代の日本人平均体形の8~9割の設定。トイレのドアの幅も普通の規格の8割ほどしかない。
そういう全体にミニチュアなつくりはどこかお伽話的で、独特の異空間を実現している。
しかし、お客さんはメタボリック中年日本人男性だったり独居風超高齢日本人男性だったりするから、たちまち現実世界に引き戻される。


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入ってすぐ右のテーブル席に座りミニ天丼セット(もりそば付)830円を注文。
以前同じものを頼んだとき、お店のお母さんに「天丼はエビじゃなくてイカですけど」と確認された。エビ天とイカ天のどちらが好きかと聞かれたら「イカ天」と答えることが多いので、なんら問題はない。本日もイカ天丼が食べたかったからこの店に来ているわけである。

セットのもりそばは、まあ普通の街のそば屋のそば。量は多くはないが、セットとしたらまあまあの盛り。
天丼のタネはイカ2、カボチャ2、ナス、ピーマン。ミニというわりには種類も量も充実している。
衣ぼってりでつゆをたっぷり吸っていて、こういう天丼は嫌いじゃないなと食べ始めたが、つゆの味がかなり濃いめで後半きつくなる。そんなときに力を発揮するのがぬか漬けだ。甘味と油でダレた口の中をさっぱりさせてくれる。
ほかに小鉢(切り干し大根)が付いて、このセットはとてもバランスがよく、お得感もしっかり。


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厨房のお父さんは調理衣ではなくメッシュキャップにベストと、釣りにでも行くような格好だ。これは調理よりも出前に重きを置いたユニフォーム選定になっているな、と推測。
それはいかがなものかと思うが、こちらのご夫婦はとても誠実そうで、基本的にグダグダな昭和的ルーズさとは一線を画す生真面目な運用となっている。3Sも行き届いている。

そのゴルディロックスなサイズ感はとても居心地がよく、夜はさぞ近所の常連でにぎわっていることかと思ったら、営業時間は7時半まで。そば屋飲みには最適の店でもったいない気もするのだが、店主側の生活リズムは大切だ。
5~7時できこしめして、この時期ならまだ明るい街にふらふら繰り出すのもいいかもしれない。


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[DATA]
食事処 あさひ
東京都東村山市萩山町3-15-7


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