最高規格の武蔵野うどん 【こせがわ】

2017.09.13

 東村山市商工会では、東村山が生んだ厳選された品を“里に八国”ブランドとして認定している。
商工会ホームページには「江戸時代から「麦切り」と呼ばれ食されてきた「うどん」を始めとして、33品目を『里に八国』の名で地域ブランドとして認定」とある(http://www.shoukoukai.or.jp/b.html 更新日:2017/9/7)。


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八国とはいわずと知れた、『となりのトトロ』の舞台の一つ“七国山”のモチーフとされる、東村山のシンボル的存在“八国山”のこと。
その八国山のふもとの住宅街の奥まった場所で営業する手打ちうどん「こせがわ」のうどんも、認定品の一つだ。
上のサイトでは「小島屋」「ますや」「きくや」という武蔵野うどんを代表する老舗と堂々肩を並べて掲載されている。そして、おそらくこの中で最もクォリティの高いうどんを提供するのが、こせがわである。


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このあたりのうどん屋の一つのスタイルである農家のはなれ的な形態で、もともと玉売りの販売所だったところを増築して食堂とした。ネット情報によれば、それが2006年。昔、生うどんを買って家でゆでて食べたことを覚えている。
厳選素材が売りで、粉は長野県の地粉、塩は赤穂の天日干し塩を使用とのこと。


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1時半すぎで先客は3人。イートインスペースは広くはなく、6人用テーブル2つとカウンター3席。テーブルはどちらも2人組および単独客が使っているので、僕はカウンターに。
お品書きには、ざるうどん580円、大盛りうどん730円とある。ちょっと開きが大きいように感じて不安になる。つまり、大盛りにするつもりだったが多すぎないだろうか… とビビってるんだが、たしか以前は問題なく食べられたはず、と大盛りを肉汁(60円増)で。


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店員はおばちゃん2人。それもこのあたりのうどん屋の典型。
ただしそれは時間が遅いからで、ピーク時間にはもっと大人数態勢で男の人もいた気がする。
作業場の奥のほう(販売所側)にゆで釜があり、注文ごとにゆで上げる。提供までに13~14分かかった。


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うどんは灰色がかったやや平たい太麺。武蔵野うどんとしてはよじれは少ない。
ゆで上げ太麺は噛み応えがあって、噛むほどに地粉のよい香りが感じられる。
かつおだしの効いた汁は甘味が少なく、豚肉のコクが生きる味付け。デフォルトの糧はコマツナ、薬味にネギ。

完全ゆで上げというところが老舗の名店との違いで、もちろんそれに越したことはないが、むしろ素朴な味わいの辛口の汁がうどんの香り・甘味の引き立て、全体の質を高めているように思う。


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武蔵野うどんを初めて食べるという人に紹介するとき、個人的には、但し書き付きで「ますや」を挙げたうえで、現時点で総合1位として「こせがわ」を推薦したい。


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[DATA]
こせがわ
東京都東村山市諏訪町1-23-5



[Today's recommendation]

My Favorite Things John Coltrane
John Coltrane
『My Favorite Things』




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