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毎月更新される季節のパスタと定番カレー 【KIMURAYA59(キムラヤ)】

2018.09.07

 1週間前の記事に、東村山の本町商店街のお店は全部入った、みたいなことを書いている。そんなこと言ったら、本町から近い久米川駅周辺もかなりいい線いってるんじゃない?
そんな感じでチョーシこいてたわけだが、とんでもない。
そう思い知らされたのが今日入った「KIMURAYA59」。
こういう真面目でおいしいお店も知らずにチョーシこいてんじゃねーよ! と。


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西武新宿線久米川駅南口。ロータリー角の丸山書房から西友通り商店街を200m進んだ右手。“そうさく料理KIMURAYA59”のオレンジ色の大きな突き出し看板が目に留まる。
冒頭の書き出しから今回初来店であることがわかると思うが、なぜこれまで入ったことがなかったか。その理由の一つがこの標榜科目。
創作料理という表現、個人的にあまり食指が動かない。


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創作といわれると、勉強や修行をしていない自己流のような印象を受ける。“家庭料理”という看板に通じるものがあり、それなら家庭で間に合ってるから… と思ってしまう。
“多国籍料理”に魅力を感じなかったり、六本木に勤めていたころ会社のそばにあった「全国ラーメン党」に入ろうという気にならなかったりしたのと共通のフィーリングというか。


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こちらのランチメニューはパスタを中心とした洋食系であるが、自家製生パスタを使っていることに気づいたのはごく最近のこと。店頭に生パスタ3種のサンプルが置いてあり、それがなんか気になる。
また、メニューにはカレーライスも。このところカレーづいているというか、カレーと聞くと放っておけない。
一度は入っておかないと… と、遅ればせながら思っていたところである。


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店頭でランチメニューを慎重に検討してから入店。
ポークカレーは決まりとして、もう1品、4種のパスタからどれにするか。まだまだ暑いがさすがにもう9月、ここは秋らしくソーセージと茸の和風ソース。
ともにランチのAセット、サラダ付き850円に。


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店内は思ったよりも広く、というか左半分が座敷で座卓が6つも並んでいるが、衝立もなくオープンな感じである。
テーブル席は2つ。


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このお店、夜は居酒屋営業とはいえ洋食メインに違いはないと思うが、そのわりに店のつくりがコジャレていない。
和風の居酒屋か、もっとピンポイントな印象として焼き肉屋の居抜きのような雰囲気。座卓ごとにガス栓があったり、箸がステンレス製だったりする。


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まずはお皿いっぱいのグリーンサラダ。
お店でこれほどふんだんに新鮮野菜がとれるのはうれしい。


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パスタはリングイネ。手打ち感のあるもちもち系で、ニンニクの効いた和風ソースによくからむ。
きのこはシイタケ、ブナシメジ、マッシュルームがたっぷりで、ソーセージはイカ墨とプレーンの2種と、いろいろこだわりを感じさせる。


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パスタが毎月更新されるのに対し、ポークカレーは定番のもよう。
自家製ピクルス付き。


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カレーのベースはタマネギの甘みが十分に引き出されていて、かなり時間をかけて炒めていることがわかる。


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正式名“お肉ゴロゴロポークカレー”のとおり、大きな豚肉の塊がごろごろ。
スパイスを効かせてじっくり煮込んであり、本格的で食べ応えは満点。


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食べログによれば2013年10月オープン。
お店のFacebookは14年初頭に始まっているが、驚くことにそれから5年近くにわたって毎月、新作パスタがほぼ4品ずつ掲載され続けている。

この1年分くらいの抜粋を並べると…
たっぷりキノコのペペロンチーノ、秋野菜とベーコンのバジルソース、具だくさんクラムチャウダー、牡蠣と春菊のペペロンチーノ、キノコとサルシッチャのクリームソース、真鯛と春野菜の潮汁風、蛤と小海老と菜の花、ホタルイカと菜の花のペペロンチーノ、なすとモッツァレラチーズのトマトソース、シラスとトマトのジェノバソース、冷製カッペリーニ海老とブロッコリーのトマトクリームソース、じゃがいもとソーセージのバジルクリームソース…。


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その時々の旬の食材を取り入れた多彩なラインアップで、季節感の演出がすばらしい。
基本を押さえつつ、名称や既成概念にとらわれない一期一会の料理。それがこのお店のめざすところの“創作料理”なんじゃないかと思った。リスペクトすべき本物の料理と。


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支払いのとき、レジ近くに片づけてあった唐揚げとメンチカツの看板を発見。
こちらは夕方に店頭で惣菜を販売している。昼と夜の営業時間のインターバルを活用して、16時ころから売り出しているとのこと。


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金曜日は相方の帰りが少し遅く、1~2品おかずを買っておくのもいいかも、という話に最近なっているのでちょうどいいと、17時ごろ買いに行ってみた。
昼のおねえさんが呼び込みをしている。本当に働き者なのだ。
鶏の唐揚げ200gと、ちょうど2日前に売りだしたという“ごうきゅう久米川メンチカツ”240円を購入。
ちなみに59(ごうきゅう)とはご主人の名前の音読のもじり、とおねえさんに教えてもらった。


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メンチカツは見た目よりずっとボリュームがある。混ぜ物が少なく中身がぎっしり詰まっているから。パン粉もあっさりで、大きさを水増ししない真面目さが表れている。
唐揚げも同様で肉を食べている充実感を味わえる。


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ビールによく合うなぁ。
惣菜を買って食べているという後ろめたさはゼロ。
作る人の“顔”が見えるというのは大きいのだ。


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[DATA]
KIMURAYA59(キムラヤ)
東京都 東村山市栄町2-6-4
https://ja-jp.facebook.com/kimuraya59/



[Today's recommendation]

Milhaud Le Carnaval dAix
Darius Milhaud
『Le Carnaval d'Aix pour Piano et Orchestre Op.83b, etc.』
Riccardo Caramella(Pf), Philippe Bender(Cond)/ Orchestre régional de Cannes-Provence-Alpes-Côte d'Azur

https://www.youtube.com/watch?v=-Z12UfM8SII



wachat180907.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2


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Re: No title

carmencさま

本当にこの真面目な姿勢には頭が下がります。
牡蠣に春菊、合いますか。
そろそろ牡蠣の季節ですね。
今度やってみよう!

No title

居抜き物件でしょうね
メニュー開発もですが、空く時間にはお惣菜と
努力を怠らない心意気を感じますね
牡蠣には春菊が合うと思いついてから私の作る定番パスタというのもあり
ここのをぜひ食べてみたいです

Re: No title

ツキさま

八坂~久米川は意外にチェーン店が少ないので、昼も夜もそれなりにちゃんとした立ち寄りどころは見つかると思います。
ただ、先日「日高屋」ができたりと、変化は進行しているかもしれません。
ディープさは確実に薄れていってますね。
どこもそうでしょうけど…

> 59とは剛久(たけひさ )さんとでもいうのでしょうか。

↑そんな感じだったでしょうか(笑)
まあFacebookの投稿はたぶん実名でしょうから、隠す必要もないとは思いますが。

No title

ローカル線の走る北側の武蔵野において、意外にも人通りの多い八坂から久米川にかけての界隈。府中街道の表通りからは目にできない華やぎを感じますよね。こんな風景には、宵の口や週末のたそがれ時なら、お酒の立ち拠り所として使いたくなるレシピを見つけられそうです。それを明るいうちから物色するなんて、、あなた、強者(笑)
記事からは、タベルナとかバールという言葉を思い出します。
カフェやビストロなんて呼び名は使い古されているし、洒落た偽装を施したお店も、それはそれで気が利いています。でも、こちらのお店の小慣れた感じは、客に肩を凝らせないと見ました。KIMURAYA59、罠にはまりそうな憩いの場でしょうか。

59とは剛久(たけひさ )さんとでもいうのでしょうか。
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